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2009/01/07
白山カントリー倶楽部民事再生法申請
 
能美市の白山カントリー倶楽部を運営する白山ゴルフ(同市)は六日、金沢地裁に民事再生手続きの開始を申し立てた。近く保全命令を受ける見通し。会員に対する預託金の償還に行き詰まったためで、民事再生で債務を圧縮し、営業を継続しながら自主再建を目指す。負債総額は約九十九億円に上るとみられる。
 関係者によると、現在の会員数は約二千五百人。負債のうち、預託金債務が約九十億円を占めており、金融債務は約四億三千万円。

 約十年前から預託金の償還を求める会員が増え、昨年までに約二十八億円の償還に応じた。現在、一部訴訟中の案件を含め、八十七人、約四億五千万円の償還請求があり、これに対する償還のめどが立たなくなったらしい。今後、金沢地裁に提出する再生計画案では、継続、退会会員ともに預託金の大幅なカットが見込まれるという。

 白山ゴルフは、真柄建設(金沢市)、北陸放送(同)、寿観光(同)の三社が中心となり、一九七三(昭和四十八)年に設立された。同年、白山カントリー倶楽部(十八ホール、現「松風コース」)を開業。九〇年には「泉水コース」の十八ホールを新たに増設した。社長は、昨年十二月から北陸放送社長の白石惠一氏が務めている。

 辰口丘陵地に立地する白山カントリー倶楽部は、金沢市内からも近く、かつては日本女子プロゴルフ協会の大会が開かれるなど、県内の名門ゴルフ場として知られている。バブル期には年間約十万人を集客したが、景気低迷や他のゴルフ場との競合で、近年は六万四千人前後に減少していた。

 債権者説明会は、十七日に白山市内で開く方向で調整が進んでいる。
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